男子プロゴルフツアー アールズエバーラスティングKBCオーガスタ第1日(28日、福岡·芥屋GC、7150ヤード=パー72)
五輪陸上メダリストの金言を胸に、スタートダッシュを決めた。プロ2年目の富村真治(23)=ザ·カントリークラブ·ジャパン=が1イーグル、4バーディー、2ボギーの4アンダー、68で回り、首位と3打差の5位と好発進した。日本勢最高の1打差2位にプロ4年目の稲森佑貴(19)=グリーンゴルフ練習場=、白潟英純(47)=九州GC八幡C=が並んだ。12年大会王者の金亨成(34)=福住ピーニング工業=が7アンダーの単独首位。
富村が見事なスタートを切った。9番でツアー初イーグル。509ヤードのパー5で、残り230ヤードから右からの風を読み切り、ユーティリティーでピン手前7メートルに2オン。「いいラインについてくれた」と上りのラインをねじ込み、拍手を浴びた。
先週末に授かった金言でプレーを楽しめた。共通の知人を介し、都内で08年北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダリストの末続慎吾(34)=ミズノ=と初めて会食。現状を相談し、精神面のアドバイスを受けた。「上に行きたい気持ちが強いが、今の実力と矛盾していた。やるべきことがはっきりした。大きな視点で見られるようになった。朝、リラックスして1番ティーに立てた」。1番で5メートルを沈めてバーディー発進。今季自己ベストに並ぶ68をたたき出した。(
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風の強い沖縄出身で、午後吹いた風も味方につけた。「ラフの抜けが良かった」。現在、賞金ランク69位も「(60位以内の)シード入りが目標」だ。米女子ツアーで活躍する宮里美香は実家が近所。「姉貴のような存在。早く自分も米国へ行きたい」。まずは国内初Vで、夢への一歩を踏み出す。(榎本 友一)
◆富村 真治(とみむら·しんじ)1991年2月12日、沖縄·那覇市生まれ。23歳。9歳からいとこの影響でゴルフを始め、宮里美香と同じ興南高へ進学。東北福祉大では松山英樹の1学年先輩で、2年時に朝日杯争奪日本学生選手権で優勝。4年時に東北アマ優勝。13年にプロ転向し、9月に下部のチャレンジツアーで初優勝。同ツアーランク4位の資格で、今季はレギュラーツアー10戦出場、14位が最高。175センチ、77キロ。(
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