◆女子プロゴルフツアー大王製紙エリエールレディス第2日(21日、香川・エリエールGC、6428ヤード=パー72)
賞金ランク55位の工藤遥加(22)=ナック=が自己最高の5連続を含む6バーディー、2ボギーの68で回り、通算5アンダー18位に浮上した。
テーラーメイドアウトレット開幕前 の発熱を乗り越え、逆転で初の賞金シードを狙う。ツアー通算6勝の北田瑠衣(32)=フリー=が66をマークし、11アンダーで単独首位。3度目の賞金女 王が懸かるアン・ソンジュ(27)=モスフードサービス=は、65のベストスコアで2打差の3位につけた。
藤田幸希(29)=フリー=が緊急搬送されるなど「胃腸炎」で選手3人が棄権し、キャディーも2人が交代する異常事態が発生した。
スタート前に堀奈津佳(22)が吐き気と38・4度の発熱、香妻琴乃(22)=ともにサマンサタバサ=も吐き気を訴え、ともに棄権。堀は「胃腸炎」、香 妻は「感染性腸炎」と診断を受けた。藤田幸は9番の第1打後、フェアウエーでうめき声をあげながら倒れて歩行困難となり、救急車で病院へ運ばれ「ウイルス 性胃腸炎」と診断された。
タイトリスト CB 714 アイアン大会前日の19日には馬場ゆかり(31)=ミュゼグループ=が発熱、嘔吐(おうと)の症状を訴えて欠場していた。
この日はキャディーも、表純子(40)=中部衛生検査センター=の夫・広樹さんやハウスキャディーが体調不良を訴えて交代。やはり病院で「胃腸炎」の診断を受けた。
こうした事態を受け会場では、そこかしこに消毒薬や大会を主催するエリエールの除菌用ウエットティッシュを配置。選手の家族からは「潜伏期間もあるみたいだし、怖い」「生ものは食べないようにしないと」などの声が聞かれた。