2014年シーズン賞金ランキング2位の藤田寛之が、12月20日(土)に東京・アメ横のゴルフ専門店を訪れトークショーを行った。ただでさえにぎわう師 走のアメ横。
初心者用ゴルフフェアウエイ中年の星の登場にその熱気はさらにアップ。店内からあふれるファンを前に藤田は、「こういう風にたくさんの方が来てくださるのはうれしいです ね。他のプロもこの時期はイベントなどで全国を飛び回っていますよ」と笑顔を見せた。藤田はベテランらしい司会いらずの流暢なトークを披露。「オフはベンチプレス(MAX70kg)等の筋トレをしながら、どのくらいの日数で、どのくらいの 度合いの筋肉痛になるのかなどチェックしています」とオフのトレーニングの内容などを語った。店内からも伝わる同年代の熱い声援を受けて、3勝をマークし 健在ぶりをアピールした今季を振り返ると「なんで僕が勝てちゃうんですかね?バッバ(ワトソン)とかには軽く30ヤード以上置いていかれるのに」と笑いを 誘っていた。
自らに厳しい課題を課す藤田だが、使用するクラブにもデータをもとに厳しい目を向けている。弾道測定器「トラックマン」を個人で保有し、常に数値を チェック。今季は「アールズエバーラスティングKBCオーガスタ」を前にドライバーを“inpres RMX TOURMODEL”に変えたがその大会ですぐに優勝。「僕はデータに基づいてクラブを使っている。
スピードブレイドアイアンYAMAHAさんはクオリティの高いクラブを作ってく れます。肩が良い状態ならもう1、2勝いけたかも(笑)」と自らのこだわりを形にしてくれる契約のYAMAHAへの全幅の信頼を口にした。
来季に向けては、今季悩まされた左肩痛の治療を最優先にしながらも「まずは勝つこと。あとは海外のツアー出場があるので、そのモチベーションをいい結果 につなげていきたい。若手を育成、応援していく意味でもね」と意気込み。2015年6月には46歳。まだまだツアーの第一線を走り続ける。